電話と加入における歴史検証
昨今、携帯電話やスマートフォンの全国区的な普及により固定電話の新規加入の伸び率は落ちている。そういえば、昔は自宅に電話を引く場合には電話の加入権を取得購入する必要があった。大体10万円位はしていたと記憶している。また、この権利は売買が出来たり、貸金の担保としても利用されていた。最近はこの電話の加入権も不要となっている。
電話の加入権ではないが、携帯電話においても初期には権利金を支払っていた事も思い出す。現在では見当たらないこの制度、一体何の為に誰が受け取っていたのか疑問が残るところではある。その後、携帯電話普及の為に権利金制度はうやむやとなり、無料で電話機を配布するという方法に移行された。そして、他の会社も参入してきて一気に隆盛を迎えたのである。
そして現代においては、パソコンから通話料無料で会話を楽しめるシステムも誕生している。これらの通信機器の進化は、世界各地や地方都市に住んでいても都心にいるのと同様の仕事が出来る環境が構築された。今後も通信各社の競争が盛んになれば、今以上の利便性の進化を遂げる事は間違いない。これを使いこなす消費者の新たな発想に期待したいものである。それにより世界規模の企業が誕生したり、政治的利用による世界平和への貢献にも寄与してもらいたいと望むところである。ともかく、現代の通信手段の進化というのは、一昔前の電話の加入を望む際に必要であった加入権の存在抜きには考えられなかったのである。
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